エコ博士

■ガソリンのCO2排出換算

ガソリン1L(リットル)あたりのCO2排出量は約2.3Kg-CO2です。(ハイオクとレギュラーの差はほとんどありません。)CO2排出削減量(Kg-CO2)= 2.3 × ガソリン消費削減量(L)

(解説)
ガソリンを1L燃焼するときに発生するCO2の量を算出してみよう。ガソリンの主成分石油は、炭素(C)と水素(H)の化合物である。ガソリンが燃えると、炭素からはCO2、水素からは水が生じることはよく知っているよね。 ガソリン1から、CO2は8発生するのはご存知かな?もう少し詳しく分解すると、ガソリンの主成分はC8H18で表されるが、これはガソリン1分子に炭素が8個含まれていることを示している。つまり、これに酸素がくっつくと8CO2、これは二酸化炭素が8分子生じたこととなる。 では、重量についてだが、ガソリン1分子の重さは、炭素8個(12×8=96)、水素18個(1×18)という構成から114gとなる。CO2の1分子は、炭素12と酸素(16g×2=32)で44gである。ガソリン1分子が燃えたときに生じるCO2は、8分子となるので44g×8分子=352gとなる。 これで、ガソリンを114g燃やすと、CO2は約352g発生することとなり、ガソリン1kgからCO2は約3kg発生することがわかる。 ここで、ガソリンの重量は1L当たり0.75kgなので、ガソリン1L燃焼することにより発生するCO2は、約2.3kgと算定できる訳じゃ。

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