E龍ヶ鼻の砦郡

[地図をみる]

この背後の山である龍ヶ鼻は、姉川合戦の直前に、織田信長や徳川家康が本陣を敷いた砦跡です。元亀元年(1570)6月19日、浅井長政を攻めるため、織田信長は大軍を率いて近江に入りました。21日から浅井氏の居城小谷城を攻めましたが、その構えが固いとみるや、わずか1日の攻撃で兵を返しました。

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=

24日にはこの龍ヶ鼻に陣を移し、徳川家康もそこへ合流して、南方の横山城の攻撃を行います。信長や家康の陣跡は、ここから東へ約300メートル程登った龍ヶ鼻砦跡(標高187メートル)や、そこへの途中、茶臼山(ちゃうすやま)古墳(滋賀県指定史跡、前方後円墳)の後円部にあたる龍ヶ鼻陣所付近にあったと見られます。

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=

合戦の当日にあたる28日未明、浅井・朝倉軍が姉川北岸に前進したのを見て、織田信長は「陣杭の柳」に、徳川家康は「岡山」に、それぞれ本陣を移し合戦が行われました。


<<戻る