I大依山

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この資料館の背後に見える大依山は、元亀元年(1570)6月28日の姉川合戦にのぞむ浅井・朝倉軍が、合戦の前に一時陣をおいた場所です。織田信長の伝記である『信長公記』によれば、6月24日頃に越前の朝倉義景の一族である景健が兵8,000人、浅井長政が兵5,000人を、それぞれ率いて陣を敷いたと記されています。

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『浅井三代記』などによれば、浅井氏家臣の間で、織田信長軍によって包囲された横山城を救援するため、この大依山から姉川に進むべきか、あるいはそのまま小谷城へ撤退すべきかの議論があったようです。結局、28日未明に浅井・朝倉軍は南進し、姉川合戦が開始されました。


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